介護の本音
お年よりの本音とは
介護をしていてもお年寄りの本音ってなかなか聞けるものではありませんよね。
お年寄りの介護をしている時に、介護を受ける方が望むことを望むようにしてあげることができれば、それがいちばんでもある介護ですが実際はなかなかそうは上手くいきません。
お年寄りが介護を受けているとやはりなかなか遠慮してしまって本音をいえないというのが現状のようです。
また介護するほうもそれどころじゃないっていう方も多いかもしれませんね。
ただし介護する側に特に知っておいて欲しいのが身体的な衰えや喪失体験などのマイナスに目を向けるのではなくお年寄りは長い人生を歩んできているわけですから、人間的にも寛容で思慮深く、包容力にあふれていたり、生活の知恵や芸術的な技能にはやはり目を見張るものがあります。
ただお年寄りである介護される人っていう風にみるのではなく、人としてどんな人生を送ってきたのかという目線で接することでお年寄りっていうものとは別の人間像が見えてくることでしょう。
そういった態度で介護に接していると高齢者の人は自然にわかるんですよね・・・その空気で。
介護する方も介護される方もなかなか本音を言えないのが現在の介護の実態なのでしょうが、それだけに何とか日々の在宅介護生活を過ごせているということもあるのかもしれません。
お互い本音をぶつけ合えば、どのような状態になるのかは分かりません。
介護、特に在宅介護とは本当に難しいものです。